マラソン的なつらさ!?

2016年2月26日

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最近よく作る南タイ料理の中でも、今最もお気に入りのゲーン・タイプラー
ゲーン(汁物)タイプラー(魚の内臓)
直訳するとなんだか恐ろしいが、その辛さは更に恐ろしい(笑)

タイプラーは、海の魚(プラートゥー、プラーガポン、プラーガボークなど)を塩につけて発酵させた後に内臓と汁ごと料理に使用する。
有名な料理にはゲーンタイプラーや、ナムプリック(ディップやふりかけ)がある。
南地方限定の発酵食品で、鰹の塩辛によく似た風味である。

ゲーンタイプラーには、ココナッツを入れたバージョンもあるが、ココナッツを入れない方がポピュラーで、具には魚、さつまいも、かぼちゃ、カシューナッツなどの甘い具が入ることが多いが、この素材の甘さが辛さの助け舟となってくれる。

南料理の先生は、
「これは辛くないとおいしくないし、辛くなければゲーンタイプラーではなくなってしまうのよ。」

ようし、それでは
今日は5人分のゲーンタイプラーに乾燥唐辛子15本、生の唐辛子15本を入れてみた。
計30本!

そして味見をした段階ですぐに後悔
タイで食べたゲーンタイプラーよりも辛いではないか!?
geang taiplaa

・・・そして食べ始めると
かぼちゃなどの素材の甘みを探して休憩をしながら食べないととても食べれない。
かといって水を飲めば余計に辛くなるので長く休んでもいられない。

どうしてこんなつらい思いをして食べるんだろう・・・
と思いながらも発酵食品の後をひく効果でやめられない!

そうそう、ちょっぴりマラソン的なつらさかも!?
つらいとわかっているのに

そして最後には・・
タイ人がよく言っていた
マイペッ・マイアロイ(辛くないのはおいしくない)
の意味を理解することとなった