マンゴーと唐辛子。

2016年2月26日

先日に続き、フルーツと唐辛子の組み合わせがおいしい!というお話の続き。

さぁ!ついに今年も!1月~5月までが旬のタイマンゴーが入荷され始めた。
先日、タイ食材店で早速たくさんのマンゴーを買ってきた

日本へ輸入が許可されているのは数種類だけれど、実はタイには100種!?とも言われる多種のマンゴーが存在するらしい。
そして、タイマンゴーには“未熟”で食べておいしい種類と、“完熟”で食べておいしい種類がある。

まず、完熟がおいしい種類には日本にも輸入が許可されている
“花の雫”
と呼ばれる、とろける甘さが虜になる人気のナムドクマイ種、
そしてタイで人気のオックロン種。
オックロンの直訳はな、なんと“胸の谷間”・・・。
ホ、ホントにマンゴーに谷間があって、見るのがちょっと恥ずかしいくらい。←考えすぎ。
他にはナンクラーンワン種、トーンダム種・・と多くの種類がある。

完熟のマンゴーはやはりそのまま食べるのが一番おいしいと私は思うが、タイではマンゴープリンより人気の
“カオニオマモアン”
なら、マンゴーの美味しさを充分に引き出してくれる、タイ人の知恵に拍手!のデザート。

ココナッツミルクに浸したもち米に更に塩気のあるココナッツソースをかけ、炒り黄豆を散らしものとマンゴーを一緒に食べる。これがおいしい♪のであるが・・・
これにはまってしまうと・・太る。
恐ろしいほどにハイカロリー!!
そしてドリアンバージョンのカオニオトゥリアンはさらに太る・・。

未熟がおいしい種類にはキョウサウーイ種、ピムセンマン種、ナムドクマイマン種、そして、日本にも輸入が許可されているレット種などがある。

“レット”の直訳は“犀”。
マンゴーにポチっと盛り上がった角のようなものがあることから犀になったらしい。
ちなみに俗訳は・・“男たらし”・・・。
これは、レット種の味が酸っぱいことから喩えているらしい。
通常、女性は甘い雰囲気だけれど、男たらしの女性は酸っぱいと喩えついた名前。
・・・って聞いた時は納得できたが、今自分で書いていたらなんだか説明がおかしい?
よく考えたら意味がわからなくなってきた。

まあそれはいいとして。。
そして!“フルーツと唐辛子”がとってもおいしいのは、未熟なマンゴー!
もちろん完熟マンゴー同様、そのままおやつとして食べても美味しいし、唐辛子たっぷりのサラダや酢漬けなども人気。

また、この未熟な種類には更に2種類の風味があり、タイ人は次のように呼んでいる。

“マン”
かりっ!さくっ!とした歯ごたえで、甘みがあるのでそのまま食べるのもおすすめ。先日ご紹介した、“プリック・クルア”砂糖と唐辛子を混ぜた物につけて食べてもおいしい。

“プリォウ”
その名の通り酸っぱく、ナムプラーワーンと呼ばれる甘辛いソースにつけて食べるのがおすすめ。

今日は最もタイらしいマンゴーの食べ方である、
“ナムプラーワーン”
と呼ばれるソースのオリジナルレシピをご紹介!

フルーツと唐辛子を上手にミックスさせるタイはさすがフルーツ王国

ナムプラーワーン 
<材料>
A
干し海老 大1*お湯につけた後、軽く潰す
唐辛子 お好みで *小口切りにする
赤玉ねぎ 1/4個 *薄切りにする
B
ナムプラー 大2
ココナッツシュガー 大5
お好みで少量のガピ(海老味噌)を加えても。

<作り方>
1.Bをフライパンで煮詰める。少しトロミがついたら火からおろし、Aを加えて混ぜる。
2.薄切りにした未熟なマンゴーにつけて食べる。