黒檀染めのシルクストール

2016年10月22日

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タイ東北地方の黄繭を天然色素で染めた後、手織りにする、全ての工程に手間と時間をかけて手作られたストールに、、

一目惚れしました。


自然な風合いの黒色は、マックルアと呼ばれる黒檀の実。


水に何カ月も漬けて発酵させ、木臼で実を潰し、漬け汁と共に繭糸を煮て色が染まったら干す、乾いたらまた染める作業を1日5回繰り返し、5日間続けて作る、黒檀染め。

ルークゲーオと呼ばれるウボンラチャタニー伝統的な模様の綾織は1日1メートルしか作れないのだそう。 

その苦労を知ってから手に取る、柔らかい風合い

おばあちゃんが着ている洋服は濃い光沢があって黒色が鮮明。

理由を聞いてみると、

「私が着ているのは、何度も着て色が薄くなったのを染め直したの。

黒檀で染めたシルクは、染める度に光沢が出て、表面から出た繊維も取れてより滑らかになるの。

だから、たくさん使ってね、また次に来た時に染め直してあげるから。」

ウボンラチャタニーの人々の、天然染めと手織りへの愛を感じる場所です。

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